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ネットやゲームし過ぎ成績下がる
 
今年4月に小学6年生と中学3年生を対象に実施した「全国学力・学習状況調査」(全国学力テスト)で、文部科学省は25日、教科の成績と生活習慣などの関係を調べた結果を発表した。

 国語、算数・数学とも平均正答率は、インターネットやテレビゲームをする時間が長くなるほど低く、新聞やテレビのニュースを見る方が高くなる傾向が浮かんだ。同省は各校に分析結果を伝え、今後の指導改善につなげたい考えだ。

 全国学力テストは、国語と算数・数学で基礎知識をみるA問題と応用力を問うB問題のほか、生活習慣や学校での指導に関する調査も実施された。

 発表によると、「1日にインターネットをする時間」と各教科の平均正答率の関係を分析したところ、小6の算数Aでは、「1時間より少ない」と答えた子の平均正答率が79・5%で最も高く、「4時間以上」の子は68・0%にとどまるなど、長時間になるほど成績が下がる傾向が見られた。ただ、「全くしない」は77・4%で、文科省は「適切に使えば必要な知識も得られ、プラスに働く」とみる。
(2013年12月26日09時14分 読売新聞)