大晦日

除夜の鐘は何のためにつくの?


晦日の夜、寺院では除夜の鐘をつきますが、これは人間が本来持っている108の煩悩を、鐘を鳴らすことで取り除こうと言うものです。
一般的には、大晦日の12時をはさんで108回つくと言われていますが、その数に関してはいろいろな説があります。
いずれにしても、古い年にあった悲しい事、いやな事は忘れ、新しい年には良い事がありますようにとの願いを込めているものでしょう。


 どうして年越しそばを食べるの?


晦日の夜、おそばを食べるのは、細く長いそばを食べることによって、長生きができますように、新しい年を迎えて家族みんなが健康で幸せにくらせますように、という願いをこめたものです。
また昔、金銀の細工の仕事をしていた人が、練ったそば粉を使って、床に落ちてしまった金銀をひろい集めたことから、縁起の良いものとして年越しに食べるようになったとも言われています。
また他にもそばは切れやすいことから、新年を迎えるにあたって古い年の苦労や災いを断ち切ってしまいたいと願ったという説もあります。